緊張から笑顔へ!
平成28年2月20日(土)、第2回ももカフェを開催しました。7組の参加者の方がお越しくださいました。この日はテレビ信州の取材を受けました!
今回のプログラムはミニレクチャー、コースターづくり、カフェタイム、合唱でした。プログラムはスタッフ同士で知恵を出し合い、作業を分担して準備してきました。そして、どの活動も「目的」をしっかり込めて考えました。取材の方も入り、はじめは皆さん緊張されたかもしれません。スタッフももちろんそうでした。時間とともに緊張もほぐれ、皆さんが楽しみながら活動に取り組んでいらっしゃる姿を見てホッと一安心しました。たくさんの笑顔を見ることができ、スタッフ一同、大変嬉しく思っています。
昔を振り返り、今を見直す
今回のミニレクチャーでは、「気づけなかった始まりの合図」というタイトルで、ももカフェ スタッフ追分の祖母が認知症と診断がつく以前のお話させていただきました。
祖母が認知症を発症したのは今から10年くらい前のことでした。当時は当事者のケアについて、自由に語るような時代ではありませんでした。また、家族の支援についてもサービスを利用すれば介護負担が減るといった程度の考え方であったように思います。
時代が変わって、認知症という脳の病気に関心が向けられ、早期診断・早期対応ということが盛んに言われるようになりました。しかし、診断がついたあとの受け皿は不足しているように思います。認知症という病気に対する正しい知識や症状への対応の仕方などを学ぶ、相談するといった家族への支援を充実させることはとても大切なことです。
福祉先進国であるイギリスのメモリーカフェでは、認知症専門看護師がカフェに参加しており、個別での相談に対応できるシステムを作っているようです。ももカフェのスタッフもさらに認知症についての勉強を重ね、個別での相談にも対応できるようマンパワーを充実させていきたいと考えています。