ももカフェが誕生!!
小林脳神経外科・神経内科病院のもの忘れ外来を開設して4年が経過したときに認知症カフェの構想を思いつきました。
これまで私たちは、診断のために必要な検査を行い、記憶の代償方法の指導、介護保険サービスの紹介、患者さんへの関わり方について説明するといった指導を行ってきましたが、まだできることがあるのではないかと感じていました。
とくに介護保険の適応にならないような初期の軽い症状の方の治療の空白の時間を埋めるために何かできることはないか考えていました。
そんなとき、福祉先進国では「認知症カフェ」というものがあり、わが国でも※新オレンジプランにてその設置を促進していることを知りました。
カフェには、当事者の方だけでなく、家族の方や認知症について詳しい専門家や認知症に関心のある方も参加することができます。
いわゆる老人サロンとは異なります。参加者は同じ悩みをもつ人がおり、サポートする医療スタッフがそばにいるということを実感すると思います。
そして、忘れてしまうことはあっても、どのようにすればそれが少なくて済むのか、生活がスムースに行くのか、いろんなヒントが得られるかもしれません。
これからどんなスタイルのカフェに成長していくか、誰にもわかりません。
参加者の皆さんにも育てていただいて、みなさんの笑顔がたくさんみられるカフェとなるよう努めていきたいと思いますのでよろしくお願いします。